大震災時に住民が活用できる給水資機材
消火栓給水システムとは?
首都直下型地震や東南海地震では、地震の揺れや地盤の変動によって水道管が破損することがあります。
これにより、水が漏れたり、水道管が破裂したりして水の供給が途絶えます。
破損の多くは本管と建物内に引き込む枝管の接続部分の破断です。
本管は耐震型水道管の普及により殆どの場合破損はしていませんので使用可能です。
そこで活躍するのが、「消火栓給水システム」です。
12年前から各都道府県・市区町村は町内会・自治会等の自主消防組織に消火栓を開放致しました。
大震災断水時の給水には被害地への給水車両の進入は容易ではありません。
そんな時、『消火栓給水システム』の出番です。
首都直下地震など大規模な地震が発生した場合、同時多発する災害や倒壊建物などに道を阻まれ、災害現場に給水車・消防車がすぐに到着できるとは限りません。その時は、地域住民が協力して消火・給水にあたる必要があります。
いざという時、住民が活用できる給水資器材のひとつが『消火栓給水システム』です。
『消火栓給水システム』は、道路上にある消火栓や排水栓に差し込み、ホースをつなぎ給水を行います。
軽量で操作も簡単、給水車や消防車が進入できない道路の狭い地域や木造住宅密集地域でも近くの消火栓等を使って給水活動ができます。
『消火栓給水システム』は、地域の自主消防隊の方々で安全に操作ができます。
大災害発生時、東京都(水道局)は下の動画のような【応急給水ポイント】を開設します。
但し、この【応急給水ポイント】は、半径2,000mに1箇所と設置場所が非常に少ない状態です。
大災害発生時には道路は建物等の倒壊による障害物で基本的には車の使用は現実的では有りません。
20リットルのポリバケツを担いで、往復4,000m 約1時間以上給水のために移動が必要です。
これは至難の「わざ」と言う物です。
であるならば、近くの消火栓に水が来ているのに、これを活用しない手はありません。
そこで、当社は「非常時消火栓給水システム」の準備を提案致しております。
下の「応急給水資機材操作方法」は東京都水道局が都内の「給水ポイント」に配備している応急給水資機材の操作方法の動画です。
当社の「非常時消火栓給水システム」とは内容が、異なりますが参考のため御覧下さい。
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